おしどり登山隊                                             |山便りへ ホームへ 

 金峰山(きんぽうざん・みたけさん):789.9m
        山口県周南市大向

 山の概要
   金峰山は山口県周南市の大向と金峰(みたけ)の境に位置し、周南市の最高峰の山である。国道315号線の
   鹿野から眺めると大きな三つのピークが特徴的な山で、一の岳、二ノ岳、三ノ岳と呼ばれている。
   金峰山は信仰の山とされ、山伏によって開山された金峰権現は徳山半陵地の北の守りとしてこの山にあったが
   現在は金峰郷に下ろされている。また、西斜面中腹は嶽地区の共有林となっており、神地として伐採を免れた為、
   原植生が残る「明神ヶ藪」として保存されている。
   反射板の立つ芝生の二ノ岳山頂からは360度の展望が広がり、瀬戸内海から西中国山地まで見渡せる。
   
 Route Map嶽登山口から一ノ岳、二ノ岳、三ノ岳を経て菅蔵に下山する周回コース
 Road Map山陽道徳山東ICから国道2号線、国道315号線を北上し、向道湖二俣橋を右折し県道179号線に
          入り150m行くと向道湖福祉農園駐車場
 

 2015年2月13日(金曜日)
  晴れ

 ホーム6:45.。。。。 9:05向道湖福祉農園駐車場9:10 → 9:12二俣橋 → 9:24林道分岐 → 9:28登山口 → 

 9:38最後の水場 → 10:05おもいでの丘10:14 → 10:34 一の岳 → 10:55金峰山山頂(昼食)11:35 → 

 11:555三の岳分岐 → 12:28権現巌分岐 → 12:52林道出会い → 12:58車道出会い → 13:25菅蔵集落 → 
 13:30県道179号線出会い → 13:44虻峠 → 14:25向道湖福祉農園14:30。。。。。。 15:30ホテル

 行動時間:5時間15分(休憩、昼食時間含む)
 昼食時間:40分

杉林を登り、展望の山頂へ
 今週は目まぐるしく天気予報が変わる週だったが、今日と明日は何とか晴れの日に落ち着きそうだ。なにしろ今回は
 楽しい温泉付き一泊二日の山旅だ。
 金峰山はガイドブック「中国地方の山100選」に登場する山だ。徳山から国道315号線を北上し、向道湖に差し掛か
 ると湖の向こうに鉄塔の立つ一ノ岳とその奥に反射板の立つ金峰山が見える。
 二俣橋を渡り、向道湖福祉農園駐車場に車を置かせてもらう。二俣橋まで戻り、橋の袂に立つ「金峰山登山道案内
 板」でルートを確認し、アスファルトの道を歩いていくと道は右に曲がり、山に向って行く。点在するお地蔵さんを見な
 がら進むと金峰山が正面に見えるようになる。やがて二十九番石仏を左に見送ると嶽集落と金峰山の分岐がある。
 標識に従い右に折れて少し行くと建物が見えるところに畑の跡があり、その先は細くなった舗装路が山に向かって
 いる。山頂を往復するならここに駐車できる。狭くなった舗装路を登っていくと竹薮のところが広くなっていて、ここに
 も4〜5台は駐車できそうな場所がある。左の谷に堰堤を見送ると右に「最後の水汲場」があり、そのすぐ上の分岐
 を右に採り、杉の植林帯に入っていく。良く踏まれた登山道を直線的にもくもくと歩き、やがてルートが斜面をトラバー
 スして隣の尾根に取り付き、急な坂を登り詰めると明るい尾根に出る。一つの腰掛石と標識、それに存在感のある
 大きな松の木がある「思い出の丘」と名付けられた尾根だ。ここで一息入れる。
  
向道湖福祉農園駐車場 二俣橋の左岸を進む(マウス ON 登山道案内板)
 金峰山・一の岳に向かって歩く 二十九番石仏(マウスON)を左に過し、右へ
畑跡のある広場 狭くなった舗装路を登る
竹薮の所に広場(最終駐車地) 最後の水場
林道と分かれて杉林の山道へ
 大きく育った杉の植林帯を登り、落葉樹の尾根に上がると「思い出の丘」の標識がある

 尾根伝いに広葉樹の中をジグザグに登り、尖峰を左に巻いていくと再び植林帯となり、登山道に積雪が現れる。凍りついた
 雪に注意しながら、一ノ岳の東に回り込み、右手に祠を見て一登りすると標高710mの一ノ岳山頂だ。 鉄塔越しに金峰山
 (二ノ岳)山頂が目の前に見えている。
 一旦鞍部に下ると左から明神藪、少し進むと右から送電線の巡視路が合流してくるがひたすら金峰山を目指す。
 鞍部からは急登の連続だ。今まで無かった人工階段の壊れかけたプラスチックの残骸?が急斜面に張り付いている。背丈
 より高い笹藪を抜けると二等三角点の鎮座する金峰山山頂に着く。
 積雪の残る広々とした金峰山山頂からは360度の展望が広がっている。周囲の山もよく見えているがどれが何山か見分
 けがつかない。
 吹き抜ける冷たい強風を避け、反射板の陰で昼食。熱々のうどんが旨い!
広葉樹の中を登り、やがて左に・・・・ 凍った残雪を踏みしめて
鉄塔の立つ「 一の岳」 一旦鞍部に下る
 
山頂へ急登を登り返す 反射板の立つ山頂に到着
残雪の残る広々とした金峰山山頂と二等三角点
山頂から向道湖を見下ろす

 食後、三ノ岳方面に向かう。ここからは踏み後の無い雪道になる。もし権現巌への分岐が見つからなければ引き返すつもり
 で出発する。
 反射板の間から未踏の雪道に踏み出す。三ノ岳の鞍部までとても急な下り坂で、ロープが渡された所が何箇所かある。雪
 で足元が判らず恐るおそるロープに掴まりながら鞍部まで降りると今度は急な登りが待っている。
 三ノ岳の肩まで急登を登り返すとネットで見た木とテープが見えた。権現巌への分岐だ。小さな紙の案内もある。
 三ノ岳へは急登を一登りだが今回はパス。
 権現巌への道は杉林の中の尾根道が続いている。しばらく行くと、笹薮が茂り、ルートが判りづらくなるが尾根筋をキープし
 て赤いテープを辿ると、しっかりとした山道に戻る。
 登山道は尾根筋のなだらかな道と所々にロープが固定された急坂が交互に現れる。 道がなだらかになり、尾根の左側に
 入り、気持ちの良い道が続く。何故か権現巌への分岐を見逃す。この下山コースの見どころだったのに残念!
 良く踏まれた落ち葉でふかふかの道下って行くと林道に出る。猪の檻の前に現れた泥んこの林道に唖然とする。ショベル
 カーの練り歩いた道と悪戦苦闘すること10分(300m)、やっと舗装車道に脱出。鉛の付いたような登山靴を引きずりなが
 ら菅蔵に向かって車道を歩き、やっとお地蔵さんの水を借て泥を落とす。
 菅蔵集落から車道を下ってくると県道179号線のヘヤピンカーブにでる。カーブには「権現巌登山口」の大きな標識が立っ
 ている。権現巌ってそんなに有名な場所だったのか。
 ここから上り坂となり、虻峠を過ぎると下り坂になる。虻峠からは3km、ひたすら向道湖の向って歩いていく。
二ノ岳から三ノ岳を見る ・・・・・・
権現巌分岐 木に赤いテープ小さな案内も・・・ ・・・・・
緩やかな尾根道を下る 倒れた笹に行く手を遮られる
雪に気をとられ権現巌の分岐を見逃す 気持ちの良い下山道
林道に出て唖然とする泥んこ道で悪戦苦闘
車道出会い   金峰山権現巌の標識 お地蔵さんの水を借りて靴を洗う
長閑な山里 県道179号線の分岐にある権現巌登山口の標識
金峰山を振り返る 向道湖福祉農園に帰着
 ひとこと:いろいろあって楽しかった・・・・?!        
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